中医学・東洋医学のおはなし

セルフケアしたいけどツボはどうやって選ぶんだろう、東洋医学の本に書いてある意味がわからないという方向けに書いています。

「耳門」耳鳴り、突発性難聴、メニエールによく使うツボ②

昨日のツボは「耳の三兄弟」の「聴宮」でしたが、今日は「耳門」です。


「耳の三兄弟」は耳の付け根にあり上から
・耳門(じもん)
・聴宮(ちょうきゅう)
・聴会(ちょうえ)


「耳門」の作用                   

「耳門」のツボの作用は「益聡開竅・疏通経絡」です。


昨日の「聴宮」が「通経活絡・益聡開竅」だったので、ぶっちゃけ同じ意味です。


わかりやすく言うと「経絡の流れをよくして、耳の通りを良くするツボ」です。


「経絡の流れを良くする」とは具体的にいうと「コリをほぐして、流れを良くする」ということです。


なぜ「耳門」を使うの?    

「聴宮」と作用が同じなら「耳門」要らなくない?


「耳門」も必要なんです!


「耳門」は「手少陽三焦経(てのしょうようさんしょうけい)」と呼ばれるグループに属しています。


この流れは「手の薬指」か腕の真ん中ラインを通り、肩関節、肩、くび、耳たぶの付け根、耳の後ろをぐるっと回り「耳門」を通過して、眉尻で終点です。


「耳門」の強みは「肩と耳の後ろ」を緩められることです!


昨日の「聴宮」肩甲骨とほほが緩められる利点がありました。


「耳門」のセルフケア      

「耳門」は「聴宮」の上にありますが、正直同じような場所です。両方一緒にケアできます。


細かい位置は気にしなくても良いので耳の前を清潔な手で優しく揉んであげましょう。


耳の周りはデリケートなので力を入れてゴシゴシしない!


バイキンが入らないように清潔な手で!


★耳の異常があるときは自己判断せずすぐに耳鼻科を受診しましょう。
★突発性難聴などは時間との戦いです、学校や仕事を休んででも受診しましょう。
★病院受診後は鍼灸院との併用がおすすめです。
★耳の異常とは「音が聞こえない」「耳がふさがった感じがする」「音が割れたような反響するような感じがある」などです。



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