「聴会~風池」耳鳴り、突発性難聴、メニエールによく使うツボ⑦
昨日は「耳門~翳風」の手少陽三焦経ラインのおはなしでした。
今日は「聴会~風池」の足少陽胆経ラインのおはなしです。
今までの復習
耳鳴り、突発性難聴、メニエールによく使うツボ…
①耳門(じもん)
②聴宮(ちょうきゅう)
③聴会(ちょうえ)
④翳風(えいふう)
⑤風池(ふうち)
すべてに共通するのは「コリをほぐして流れを良くする、耳が聞こえる」ように作用するツボだということ。
経絡(けいらく)には地下鉄の路線のような名前がついていて、耳に特に関係が深いのが…
①手少陽三焦経:耳門、翳風
②手太陽小腸経:聴宮
③足少陽胆経 :聴会、風池
「耳門と翳風」「聴会と風池」に針をするとその間の経絡の流れが良くなります。
ということで、今日は「聴会~風池」の間のツボのおはなしです
「聴会~風池」の間のツボ
足少陽胆経の「聴会~風池」の間のツボです。
いっぱいありますが、安心して下さい、覚える必要はないです。
①聴会(ちょうえ)➡②上関(じょうかん)➡③頷厭(がんえん)➡④懸顱(けんろ)➡⑤懸釐(けんり)➡⑥曲鬢(きょくびん)➡⑦率谷(そっこく)➡⑧天衝(てんしょう)➡⑨浮白(ふはく)➡➉頭竅陰(あたまきょういん)➡⑪完骨(かんこつ)➡⑫本神(ほんじん)➡⑬陽白(ようはく)➡⑭頭臨泣(あたまりんきゅう)➡⑮目窓(もくそう)➡⑯正営(しょうえい)➡⑰承霊(しょうれい)➡⑱脳空(のうくう)➡⑲風池(ふうち)
これらのツボは、耳のためというよりも「頭をすっきりさせる」ツボ達です。
音を処理する「聴覚野」は側頭部にあるので「側頭部をすっきり」させると、耳鳴りのケアにもなります。
「聴会~風池」のセルフケア
本日のイラストは力作です。
ただ要するに側頭部をケアしましょうというだけです。
【耳鳴り、突発性難聴、メニエール】のセルフケア
①耳の前の「耳門・聴宮・聴会」を優しくもむ
②色々書いてありますが要するに側頭部をほぐすだけです。
手を熊手みたいにして頭の皮膚に指を押し当て、頭からカツラをズラすように動かしながら、側頭部全体をほぐすだけです。
★皮膚をこするとかゆくなります
★必ず骨から皮膚をズラすような感じで!
③最後に後頭部とクビの境目にある「風池」をほぐして終了です。
昨日の手少陽三焦経「耳門~翳風」(耳の後をほぐす)…とあわせてケアして下さい。
耳の症状の注意
★突発性難聴は時間との戦いです、耳の異常があるときは自己判断せずすぐに耳鼻科を受診しましょう。
★病院受診後は鍼灸院との併用がおすすめです。
★耳の異常とは「音が聞こえない」「耳がふさがった感じがする」「音が割れたような反響するような感じがある」などです。
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